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パリ五輪で金メダル フェンシング男子フルーレ団体の飯村一輝選手が箕輪町で小中学生を指導【長野】

2024年8月12日 18:00
パリ五輪で金メダル フェンシング男子フルーレ団体の飯村一輝選手が箕輪町で小中学生を指導【長野】
箕輪町で指導するフェンシングの飯村一輝選手

パリ五輪のフェンシング男子フルーレ団体で金メダルを獲得した飯村一輝選手が10日、上伊那郡箕輪町を訪れ、小中学生たちを指導しました。

金メダルを首にかけて、箕輪町の箕輪進修高校の体育館にやってきたのは、フェンシングの飯村一輝選手です。

20歳の飯村選手は8月4日、パリ五輪フェンシング男子フルーレの団体に出場。
アンカーを任された決勝では最後の「突き」を決めて勝利。日本が見事金メダルを獲得しました。

県フェンシング協会が主催した今回の小中学生向けの合宿。
京都出身の飯村選手ですが、箕輪町出身で東京五輪に出場した西藤俊哉選手と親しいことから招かれました。

飯村一輝選手
「僕たちが小中学生の頃に考えていたこととか、どうやってここまで上り詰めてきたのかとかみんな多分気になっていると思うので、 そういくことをいっぱい盗むつもりでいい実りある合宿にしましょう」

今回、参加したのは、県内外の小学1年生から中学3年生の75人。
飯村選手は、8月8日に帰国したばかりですが、疲れた表情も見せず、子どもたちを指導しました。

飯村一輝選手
「マルシェって言ったらすぐ重心落としてマルシェもう一回ジャンプロンぺって言ったらロンぺオッケー?」

マルシェは「一歩前」へ。ロンぺは「一歩後ろ」へ。フェンシングの基本動作のトレーニングです。

この後、防具を着けての練習も行い、子どもたちは、オリンピアンからの丁寧な指導に熱心に向き合っていました。

中学1年生
「いろいろなことを教わって、自分の足りない部分をこの機会で得られたので良かったです」
中学3年生
「攻めるときにずっと同じリズムじゃなくてリズムを変えた方がいいって言われたから、それをやりたいと思いました」

飯村一輝選手
「僕たちのフェンシングの活躍を見てもらって、一歩踏み出す勇気を僕たちが提供できれば僕たちアスリートの本望なのでよろしくお願いします」

子どもたちにとって、憧れの選手と触れ合える貴重な機会になったようです。

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