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自民党総裁選告示 過去最多9人が立候補 展望は…。

2024年9月12日 19:42
自民党総裁選告示 過去最多9人が立候補 展望は…。

解説:選挙担当 塩澤涼記者
自民党総裁選、過去最多の9人が立候補。展望は…。

■県内議員の支持)
県内の自民党議員は、
若林議員が積極財政派の高市経済安保大臣。
務台議員が当選同期の小林前経済安保大臣。
井出議員が国際的な協調・平和を訴える上川外務大臣。
後藤議員が今すぐに総理大臣の仕事が務まるという林官房長官を推薦人となっています。
宮下議員は、選挙管理委員を務めているため支持を表明していません。

多くの派閥が解消されたことで、締め付けや事前調整がなくなり、混戦が予想されます。

自民党総裁選の仕組みは、国会議員票が衆議院議員253人、参議院議員114人の合わせて367票で、党員票はこれと同じく、367票です。

1回目の投票で過半数を獲得した候補者が新たな自民党総裁に選ばれますが…

1回目では過半数には届かない、その見通しです。

立候補するには、20人の推薦人が必要。すでに候補者を含む189票、国会議員票の半数以上が固定されている段階からスタートしますので、党員票をどれだけ多く獲得できるかが勝負を分けるポイントとなります。

党員投票の367票はどのように決まるのか?
全国におよそ110万人の党員投票がなされますが、投票結果をドント方式で候補者に比例配分します。それぞれの候補者の得票数を整数で割って、多い方から1票ずつ入っていき、367票を割り振ります。

ちなみに前回3年前の総裁選では、県内在住の党員投票で河野デジタル大臣が最多でした。

自民党県連は、自主投票を呼び掛けていて、ある関係者は、「これだけ多くの候補が出ているので、それぞれの候補の政策をしっかり見極めないと投票先を決められないのではないか」と話しています。

先日、日本テレビが行った党員・党友に対する調査では、石破元幹事長、小泉元環境大臣、高市経済安保大臣の支持がトップ3を占めました。

決選投票も、こちらの3人を軸にした争いとなる見通しです。

決選投票では、国会議員票367票と地方票47票で争われ、それぞれの都道府県連の得票数で、上位だった候補に1票を入れます。自民党の新たな顔は、そのまま総理大臣となり、総裁選の勢いを解散総選挙に繋げる可能性も捨てきれません。

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