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【岩手山】気象庁機動調査班 現地調査に 現在の火山活動の状況明らかに

2024年8月22日 16:15
【岩手山】気象庁機動調査班 現地調査に 現在の火山活動の状況明らかに

 最初は岩手山です。

 「火山活動が高まっている可能性がある」として、22日、気象庁の機動調査班が現地調査に入りました。

 派遣されたのは気象庁の機動調査班6人で、このうち3人が22日朝、岩手山の大地獄谷周辺へ現地調査に入りました。

 気象庁によりますと、岩手山ではことし2月から山の膨張を示す地殻変動が観測されているほか、西側の黒倉山付近ではわずかな揺れの火山性地震の回数が5月頃から増え、7月以降さらに増加していて、「火山活動が高まっている可能性がある」としています。

 今回の現地調査では地表や噴気の温度、二酸化硫黄などの刺激臭、水質などを調べて過去のデータと比較し、現在の火山活動の状況を明らかにするということです。

 盛岡地方気象台 濱浦俊悦 防災管理官
「(レベルの引き上げには)噴気、地熱地帯の明瞭な拡大とか、新たな噴気の発生、もしくは地熱活動の活発化などの基準があるので、そういう観測結果を見て今後を検討することになる」

 調査結果は8月26日までに気象庁のホームページで公表されます。

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