【極度の不漁も・・・サケのまち宮古 卵を小学校に配布】岩手
極度の不漁が続く中、サケを大切にする心を育てようと、宮古市の小学校に、サケの卵が配られました。
サケの卵の配布は、「サケのまち」として知られる宮古市が子どもたちにサケをより身近に感じてもらおうと、市内の小学校を対象に毎年行っています。
このうち、千徳小学校では、3年生の63人が、サケの生態や育て方などを市の職員から教わりました。
この後、子どもたちは、1か月前に採ったサケの卵400個をスプーンで丁寧に水槽に移しました。
水槽に移されたサケの卵からは、順調にいけばおよそ2週間後に稚魚が生まれ、放流までの2か月間、エサやりや水温の管理などをして子どもたちが大切に育てます。
児童
「元気なサケになってほしい」
「これから大切にエサをあげたり世話をして、育てていきたいと思います」
宮古市水産課 中西秀彦 課長
「川がきれいでなければ戻って来ません。海がきれいでなければ育ちませんというようなところ、環境のことも含めて学んでいっていただければいいなという風に思っております」
子どもたちが育てたサケの稚魚は、春、市内の川に放流されることになっています。