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【どうなる卵の価格】鳥インフルエンザで影響 今後の卵価格は?卵を大量に使う店では?

2025年1月28日 18:54
【どうなる卵の価格】鳥インフルエンザで影響 今後の卵価格は?卵を大量に使う店では?

 岩手県内で相次いで確認されている鳥インフルエンザです。全国でもまん延が止まらず、卵の価格の高騰が始まっています。卵を大量に使う現場の声と気になる今後の価格の見通しを取材しました。

 色鮮やかなケーキの数々。卵はスポンジ、カスタードクリーム、パイ生地の艶出しにも使われます。この値段に、県内でも異変が起き始めています。

「毎年クリスマス前後は卵の需要が多いから、どうやったって卵が値上がりしてる感じなんですけど、それからほんとは今の時期は落ちていくイメージだったんですけどね。ちょっと高止まりしているのかな…」

 こちらの店で1日に使う卵は、段ボールひと箱分、150個以上。去年の秋より25パーセントほど高くなっているといいます。

しゅくる店長 佐藤さん
「基本の食材の卵が値段が落ちてこないというのは、やっぱり痛いというか大きいですね影響は。でもやっぱり、(ケーキを)値上げしなきゃならないものが出てくるのかな」

 卵の小売価格は、例年、需要期の12月を過ぎると値下がりしますが、1月28日時点で1キロ当たり295円と、12月よりも上がっています。

 全国では去年の10月から岩手を含む14の道と県の養鶏場であわせて43件の鳥インフルエンザが確認され、特に件数の多い愛知、千葉、岩手に政府の現地対策本部が置かれています。

 また、処分の対象になっている811万羽のうち、6分の1にあたる123万羽が岩手で、大部分は採卵用のトリです。

 卵の流通に詳しい専門家に今後の価格の見通しを聞きました。

元東京農業大学教授 信岡誠治さん
「生産量の6%が供給できなくなって、生産減になっていますから、そりゃ価格に当然影響しますよね。消費者の方、もうとにかく普段通り食べて冷静に行動して、普段通りって私が強調してるのはそこなんですよ」

 卵の価格の高騰は避けられそうにありませんが、買い占めをしないなどいき過ぎた高騰を防ぎたいものです。

最終更新日:2025年1月28日 18:54
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