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【全国の公立大生が震災学習】被災者から当時の状況を聞く 岩手・釜石市

2024年10月16日 17:00
【全国の公立大生が震災学習】被災者から当時の状況を聞く 岩手・釜石市

 2013年から行われている「全国公立大学学生大会」。岩手が会場となった今回は、全国18の大学から学生70人が参加しました。

 女将「止められないので自然災害は来るのは来るんですよ。出来ることは想像してなにができるか、そのとき本当にできるか分からないのでその参考に被災地を巡ってもらいたい」

 3つのグループに分かれて、フィールドワークが行われた2日目。沿岸では、学生が釜石市の旅館・宝来館を訪れ、女将の岩崎昭子さんから震災発生時や、仮の避難所になっていたときの状況を聞きました。
 
 この後、学生たちは、震災当時、釜石東中学校の2年生だった川崎杏樹さんの案内で鵜住居小学校と釜石東中学校のこどもたちが、地震の後、実際に避難したルートを歩きました。

 川崎さんは現在、いのちをつなぐ未来館の職員として働いていて、当時の状況について説明を受けた学生はそれぞれ、津波から命を守る行動について考えていました。

 三条市立大学4年 菊田大亮さん(23)
「目で見ながら声も聞ける体験をすることができたので、すごい学び深いものになりました」
 
 高知県立大学3年 石川沙羅さん(21)
「生の声で聞けることから得られる学びであったり、そのときの感情も感じたりして、どういう風に自分の活動に昇華していけるかなと考え聞きました」

 学生たちは、今回学んだことを大学での自分たちの活動や防災に生かしていくことにしています。

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