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ブランド米「江刺金札米」新米の出荷始まる 奥州市で出発式 猛暑の影響なく品質例年以上 岩手・奥州市

2024年10月9日 14:54
ブランド米「江刺金札米」新米の出荷始まる 奥州市で出発式 猛暑の影響なく品質例年以上 岩手・奥州市

 岩手県奥州市が誇るブランド米、「江刺金札米」の初出荷を祝う出発式が9日行われました。出来はよく、店頭価格は去年より2割ほど高いということです。

 「江刺金札米」は、減農薬など独自の基準で栽培した地域ブランド米です。

 出発式には、関係者およそ40人が出席し、テープカットをして新米の出荷を祝いました。

 9日は、特別栽培米の「ひとめぼれ」25.6トンがトラックに積み込まれ、愛知県などに向けて出発しました。

 2024年「江刺金札米」は、猛暑の影響もほとんどなく、一等米比率は99.9%で、例年以上の品質が期待できるということです。

 一方、生産者にJAが支払う「概算金」は、全国的な米不足や肥料の高騰などを受け、特別栽培米の「ひとめぼれ」で1等米60キロあたり1万7000円と去年より4700円高くなり、店頭価格も2023年に比べて2割ほど高くなっているということです。

JA江刺稲作部会・佐々木嘉春部会長
「生産者としてはすごく嬉しいことではあるが、 値上げに消費者がついて来れるかなと」

JA江刺・小川節男代表理事組合長
「安心して食べてもらいたいし、産地として品質維持に今後も努めていきたい」

 2024年度の「江刺金札米」は、例年並みの1万320トンの出荷を見込んでいて、関東や中京エリアの量販店で販売されます。

    テレビ岩手のニュース