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グップラ②×元気〇らいふ「食品ロス」3つの「ない」意識

2024年6月5日 18:47
グップラ②×元気〇らいふ「食品ロス」3つの「ない」意識

地球のためにいいことを考えるSDGsな1週間、「グッド・フォー・ザ・プラネット・ウィーク」、略して「グップラ」のシリーズです。

2回目は水曜日のくらしと健康企画「元気〇らいふ」と共同で、まだ食べられるのにも関わらず食品を捨ててしまういわゆる「食品ロス」について考えます。

まずは、こちらをご覧ください。国内では推計で年間およそ523万トンもの「食品ロス」が発生しているとされます。これは東京ドームおよそ4杯分に相当します。内訳をみますと、半分近い244万トンが家庭から出されていることがわかります。

およそ半分ですか。家庭からこんなにたくさん「食品ロス」が発生しているのはもったいないと思います。「食品ロス」を減らすため、私たちに出来ることとは。取材しました。

岩手県環境生活部 資源循環推進課資源循環担当課長 本正 義則さん
「岩手県の食品ロスの量は推計値で年間約5.1万トン、これは一人当たり毎日おにぎり一個分の食品を廃棄していることになる」

こうした現状を受け、岩手県も取り組みを進めています。

本正さん
「県としては食品ロス削減を進める計画を策定し、県や県民が一丸となって取り組むことにしている」例えば「もったいない・いわて☆食べきり協力店」の登録から小盛りメニューの導入・食べ残しの持ち帰りへの対応など

さらに、ごみの減量化やリサイクルに積極的に取り組む店を「エコ協力店いわて」に認定し、ポップを設置することで啓発を図っています。一方、家庭で「食品ロス」を減らすには…。3つのポイントがあるといいます。

本正さん
「『買いすぎない・作りすぎない・食べ残さない』の3つの『ない』を意識することが大切」「野菜の皮など食べられるところまでむき、捨ててしまうのも『食品ロス』につながる」

では「食品ロス」につながらないよう食材を丸ごと使った料理に挑戦してみましょう。教えてくれるのは奥州市江刺で里山の恵みにこだわった「山のごちそう」をつくっている「やまんば工房」の若生和江さんです。

若生和江さん
「きょうは旬のキャベツを丸ごと食べきる料理を作ります。✂♪キャベツの柔らかいところは漬物とサラダ、固い部分はみそ汁にして食べ切るというふうに3つ料理をつくる」

キャベツの漬物はご覧の材料を使ってつくります。キャベツのツナマヨサラダはキャベツの柔らかい部分、にんじんなどをご用意ください。

1⃣キャベツ・人参・きゅうりは切ってボウルへ。2⃣続いてコーンとツナも加えます

「残って食べきれなかったら無駄になるのでコーンやツナ缶などは少量パックを買い『買いすぎない』ように」

3⃣食べる直前に味付けをして完成です。

次に、みそ汁をつくります。キャベツの芯の部分やにんじんの皮も使っていきます。煮干しだしは前の日から一晩、水につけて置くだけです

若生さん
「漬物とかサラダには硬くてあまり向かない部分もこうやってみそ汁やスープに入れてしまうとおいしく食べられますのでこの部分もきょうは食べたいと思います」

中島あすかアナウンサー
「まさにキャベツを丸ごと使うわけですね」
若生さん「火の通りが同じくらいになるように、硬いところはちょっと薄めに、柔らかいところは大きめにきってもらうといいです」

玉ねぎや油揚げも加えみそを溶いたら出来上がりです。 今回はキャベツを丸ごと使ったレシピをメインに漬物・サラダ・みそ汁をつくりました。

中島アナ「いただきます。ん!柔らかいです」
若生さん「ちょっとシャキシャキ感も残りつつ硬さも気にならずに」
中島アナ「かなりにんじんとキャベツの甘みをしっかりと感じますね『本当に芯なの?』と思うくらいしっかり柔らかくなっています」
若生さん「はい」

中島アナ「(食材を)丸ごと使い切るというのがいいですね」
若生さん「それが食品ロスを減らして食べきる工夫につながると思う」「にんじんの皮などもこうして火を通して食べるととても食べやすくなるのでぜひ食べきりを皆さんもやってみてください」

食べ切ることが大切なんですね。ちなみに味噌汁のだしに使った煮干しは割いてめんつゆ、白ゴマで「炒り煮」にしたそうです。県は「食品ロス」を減らすために私たちが出来ることについて次のようにまとめています。

買い物では、・安いからといって買いすぎない食品の保存では・冷蔵庫を整理する調理するときは・食べきれる分だけ作る・残った料理はリメークして食べきる

このようなことを心掛けて「食品ロス」を減らしましょう。きょうの「グップラ」は「元気〇らいふ」との共同企画でした。

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