【万一の噴火に備え中学校で授業】雪が解けて火山泥流流れたら?
岩手山が万が一噴火した場合に備えて、盛岡市の中学生が具体的なケースを想定し、避難する場所を自分たちで考えました。
自治体の防災マップなどによると、盛岡市の渋民中学校周辺は、雪が積もっている時期にもし岩手山が噴火した場合、雪が解けて火山泥流が流れてくる危険性がある場所のひとつです。
3日は、1年生およそ50人が、校庭で遊んでいる時や家にいる場合など、いくつかのケースで岩手山が噴火した場合に取るべき行動について考えました。
生徒たちは防災マップを見ながら、その場所は避難が必要な場所か、さらにどこに避難すれば命が守れるかを考え、意見を出しました。
学校では、岩手山の噴火警戒レベルが去年引き上げられたことを受けて、これまでに噴火を想定した避難訓練も行っています。
生徒
「自分の命を守るために自分のいる場所や行動を誰かに伝えておいたほうがいいと分かった」
生徒
「災害用品を準備したり、災害マップを置いたり、情報を見たり、日常から備えることが大切だと思った」
渋民中学校は来月、阪神大震災と能登半島地震の被災地の中学校とオンラインで交流し、防災の意識を高めることにしています。