9日、宮崎市田代町の暴力団事務所で、52歳の男性が拳銃のようなもので撃たれ殺害された事件で、逮捕された男が六代目山口組系暴力団の組員であることが分かりました。

逮捕されたのは、住所不定で六代目山口組系暴力団の組員・吉井誠容疑者63歳です。
警察によりますと、吉井容疑者は9日午後3時半ごろ、宮崎市田代町にある池田組系志龍会の事務所で、暴力団関係者の上津曲哲也さん（52）の胸のあたりを拳銃のようなもので撃ち殺害しようとしたとして、殺人未遂の現行犯で逮捕されました。

警察が駆け付けた際、上津曲さんは事務所内の玄関付近に倒れていて、宮崎市内の病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。

警察は捜査に支障があるとして、吉井容疑者の認否を明らかにしていません。
警察は今後、容疑を殺人に切り替え、事件の背景に暴力団同士の抗争があることを視野に犯行の動機や共犯者などを捜査しています。