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串間市官製談合事件 元副市長は無罪を主張

2025年2月6日 19:05
串間市官製談合事件 元副市長は無罪を主張
テレビ宮崎

宮崎県串間市の官製談合事件を巡る裁判で、元副市長の初公判が開かれ、元副市長は起訴内容を全面的に否認しました。

起訴されているのは、串間市の元副市長、福添忠義被告81歳です。
起訴状などによりますと、福添被告はおととし4月、市が発注した消防庁舎新築工事の設計業務委託を巡る指名競争入札で、福岡県の設計事務所、久米設計の社員らと共謀して、久米設計に有利な指名業者リストの作成に関わったなどとした、官製談合防止法違反などの罪に問われています。

初公判で福添被告は、「久米設計に落札させる考えはなかった」などと述べ、起訴内容を全面的に否認しました。

検察側は、「久米設計に落札させるために、談合に応じそうな指名業者リストを作成させ、その他の業者は排除するよう指示した」などと指摘。

一方弁護側は「久米設計に落札させたいと依頼したことは一切なく、提出されたリストは参考資料だ」などと主張しました。

次回公判は今月12日で、証人尋問が行われる予定です。

最終更新日:2025年2月6日 19:35
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