6日朝、甲府市の湯村温泉郷の食堂などを全焼した火事は、厨房から出火していたことが警察の調べで分かりました。

　警察によりますと、甲府市湯村3丁目の「湯村食堂」を経営する81歳の男性が朝から食材の仕込み作業をしていたところ、目を離したすきに厨房から出火したということです。

　この火事で木造平屋の「湯村食堂」の店舗と北側に隣接する木造2階建ての住宅の計2棟を全焼したほか、アパートの外壁の一部を焼きました。

　出火当時、仕込み作業をしていた男性は逃げ出して無事だということです。また、隣に住む50代の男性が煙を吸い込み病院に搬送され、軽傷の模様です。

　湯村食堂は創業約60年の老舗食堂です。