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最上川からの冷たい風にさらしてうまみ凝縮 白鷹町の名物「寒ざらし鮎」づくり始まる

2025年1月6日 17:54
最上川からの冷たい風にさらしてうまみ凝縮 白鷹町の名物「寒ざらし鮎」づくり始まる

白鷹町の「あゆ茶屋」では最上川から吹く冷たい風にアユをさらす作業が6日、始まりました。

軒下に次々とつるされるのは、町の名物アユです。最上川から吹く冷たい風にアユをさらして乾燥させる冬の風物詩となっています。
アユは内臓を取り除き秘伝のタレに付け込んだ後、数日間、軒下につるして乾燥させます。最上川から吹きこむ冷たい風にさらし、アユの身が凍ったり解凍されたりを繰り返すことでうまみが凝縮。「寒ざらし鮎」の名前で販売され、塩焼きとは一味違う風味を楽しむことができます。

あゆ茶屋・五十嶺真人さん「山から吹き下ろす風でとても寒い風が吹くので凍るのも早いし日中の温度もすぐ上がる。ここだからこそ、おいしいアユの寒風干しが出来上がると思う」

ことしは養殖アユの値段や人件費の高騰に伴い、価格を3割ほど値上げしましたが、生育状況は良く大ぶりなアユがそろっているということです。25年目となることしは、およそ3000匹を仕込む予定です。

あゆ茶屋・五十嶺真人さん「何十年と続いている季節の名産品として販売できるよう従業員一同頑張っている。焼いて食べてもいいしご飯と一緒に炊いて食べてもおいしい。ぜひ一度味わっていただけたらと思う」

作業は2月下旬まで続く予定です。「寒ざらし鮎」は1月中旬からあゆ茶屋で販売されるということです。

最終更新日:2025年1月6日 19:32
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