「豪華すぎてびっくり」ユネスコ無形文化遺産登録の新庄まつり 豪華絢爛な山車が観客魅了
ユネスコの無形文化遺産に登録されている新庄まつりは26日が最終日です。初日の宵まつりでは夏の夜に浮かび上がる豪華絢爛な山車(やたい)行列が市街地を練り歩き、観客を魅了しました。
祭り初日の宵まつりー。ライトアップされ、華やかに彩られた20台の山車が一斉に登場し、市の中心部を巡りました。
山車は製作を担当する地区の山車若連がそれぞれ手作りしたものです。背景には山や花、建物、そして、躍動感のある人形を前面に配置し、歌舞伎や歴史物語の名場面を色鮮やかに表現しています。
山車の後に続く集団は笛や太鼓で祭りを盛り上げる囃子若連です。にぎやかな音色を奏でながら山車と共に練り歩きました。
JR新庄駅前に設けられた観客席には、県内外から訪れた多くの観客が詰めかけ活気あふれる山車行列を楽しんでいました。
「豪華すぎてびっくりしている。思った以上。」「東京から来た。迫力がすごかった」
新庄まつりは、1756年、藩主・戸沢正諶が大凶作に苦しむ領民を励まし、豊作を祈って始められたといわれています。
2016年には全国33か所の「山・鉾・屋台行事」の一つとして、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
山車は新庄駅などに展示されるものを除きすぐに解体されるため、全てを見ることができるのも祭りの醍醐味です。
山科朝則新庄市長「おかげさまで雨も降らずに暑さもほどほどで楽しい祭りになった」
新庄藩主・戸沢正諶の子孫「お客さんが多くて驚いた。みんな楽しそうでうれしい」