酒田市の転作田でクランベリーの試験栽培始める 農地保全などに取り組む地域組織のメンバー
酒田市日向地区で、支え合いながら農地保全などに取り組んでいる地域組織「農村RMO」のメンバーが14日、クランベリーの苗の植え付け作業を行いました。
「農村RMO」は過疎化が進む中山間地域などで農業を核として住民らが支え合いながら集落の維持・運営を目指す組織です。ことし4月に発足した県内初の農村RMO、酒田市日向地区の「日向ふるさとづくり協議会」はおととい(14日)、地域の転作田を活用して国内では珍しいクランベリーの試験栽培を始めました。
合わせておよそ4アールの転作田に協議会のメンバーと東北公益文科大学の学生など20人余りが参加してクランベリーの苗、3品種あわせて150本を植えました。
日向ふるさとづくり協議会 石沢毅臣さん「土砂崩れや崖崩れが7月の豪雨災害でありまして被害を受けた方もたくさんいますが、そういう方の少しでも励みになるような事業になればいいなと思っています」
クランベリーは3年後には、収穫できるまでに成長する見込みで、果実はジャムやコンポートなど加工品にするほか、生で飲食店などに卸すことも検討しているということです。