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奇祭「鶴岡天神祭」で“化けもの”による酒の振る舞い復活へ ブルーインパルスも飛行

2024年5月9日 16:36
奇祭「鶴岡天神祭」で“化けもの”による酒の振る舞い復活へ ブルーインパルスも飛行

5月25日に開かれる庄内三大祭りのひとつ「鶴岡天神祭」で、化けものに扮した市民による名物の酒の振る舞いが5年ぶりに復活することになりました。さらに、この日は航空自衛隊の「ブルーインパルス」によるアクロバット飛行が30分間披露されることも決まりました。

「化けものまつり」として知られる鶴岡市の「鶴岡天神祭」は、学問の神様・菅原道真をまつる鶴岡天満宮の例祭です。かつて、九州に流された道真を慕う人たちが顔を隠して密かに酒を酌み交わし、別れを惜しんだという言い伝えがもとになっていて、市民が編み笠と手拭いで顔を隠し、「化けもの」に扮して街を練り歩く奇祭です。祭りでは、「化けもの」が沿道の人たちに酒やジュースを振る舞う光景が名物となっています。
しかし、新型コロナウイルスの影響で去年までの4年間、飲み物の振る舞いは中止されていました。
こうした中、9日に開かれた鶴岡市の定例会見で、25日に開かれる祭りで5年ぶりに振る舞い酒を再開することが発表されました。

皆川 治鶴岡市長「東北の奇祭ということで鶴岡市民にとっては大変楽しみにしているし、誇りに思っている祭り。ぜひ多くの皆さんに来ていただきたい」

また、当日は航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が午前11時から30分間、鶴岡市上空で展示飛行を披露することも決まりました。ブルーインパルスが鶴岡市の上空を舞うのは2021年10月の庄内空港30周年記念事業での飛行以来、2年半ぶりです。本番前日の24日にも市内上空で午後3時から30分間、練習飛行が行われる予定です。
飛行ルートは現在、調整中ですが、鶴岡市内の広い範囲で見ることができるということです。

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