病害虫「トマトキバガ」山形県内でも初めて確認される 雄の成虫 農作物の被害は未確認
トマトなどを食い荒らす病害虫「トマトキバガ」が県内で初めて確認されたことが県の調査でわかりました。
「トマトキバガ」は、幼虫がトマトの果実などを食い荒らし、品質を著しく低下させる病害虫です。国内では2021年、熊本県で初めて確認され、これまでに24の道県で確認されています。
県病害虫防除所によりますと8月4日、トマトを栽培している圃場に設置したわなにトマトキバガとみられる虫が見つかりました。その後、この虫はトマトキバガの雄の成虫であることがわかり、県内で初めて確認されました。県内でこれまでにトマトキバガによる農作物の被害は確認されていません。県病害虫防除所では、トマトキバガの発生が疑われる場合は、防除所に連絡するよう呼びかけています。