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山形市役所前を8日間一方通行に 6日から社会実験 「歩く人に優しい空間」目指す

2024年10月3日 18:21
山形市役所前を8日間一方通行に 6日から社会実験 「歩く人に優しい空間」目指す

10月6日から8日間山形市役所前の通りを北進一方通行にする交通規制が実施されます。目指すのは「歩く人に優しい空間」。これから文翔館前周辺の道路はどうなるのか。県の担当者と現場を取材しました。

交通規制が実施されるのは山形市の文翔館前から南に延びるおよそ230メートルの区間です。
10月6日午前10時半から13日午後8時まで、8日間に渡って行われます。ナナ・ビーンズから文翔館までを北進一方通行にし、南進車線に自転車道を仮設します。文翔館からナナ・ビーンズまでは車が進入できなくなります。また県JAビル前発着のバスの便は旅篭町バス停を経由します。

山川麻衣子アナウンサー「現在北に進む車線が2車線、南も1車線これがどうなるのでしょうか?」
村山総合支庁都市計画課 冨樫 健一課長「歩行者と自転車を分けることを考えている。南進1車線は、この区間全て自転車の通行帯として社会実験をしたい」

県と市は今回の交通規制を歩行者が歩きやすく居心地のいい歩道を目指す社会実験と位置づけます。

山川アナ「通行量を見ても北進車線は多いですが、南進車線はあまり車が通らない印象です」

村山総合支庁都市計画課 冨樫 健一課長「やはりほっとなる通りが、御殿堰あたり2車線の北進のみで、文翔館前の区間だけが対面交通。南進の車で公共交通機関以外は多くない」

北進車線に比べ利用が少ない南進車線。今回の実験では、南進車線に自転車専用道を作るだけでなく、県JAビルの前に椅子やベンチを配置し、滞在できる空間を作ります。県と市は「歩く人に優しい空間」を目指したいと話します。

村山総合支庁都市計画課 冨樫 健一課長「ウォーカブルは、既存の道路の空間を車中心のものから、人中心のものに再構築して歩く人に優しい、空間に生まれ変わらせる取り組み」

一方、文翔館前の東西道路については、もともとは、4車線にする計画でしたが現在は一部区間を除いて3車線です。

「4車線だと道路の幅はどのくらい広がりますか?」「31メートルです」「大体裁判所の建物のギリギリのライン」

一方で交通量が減少する中で果たして4車線が必要なのか話し合いが必要だともいいます。

村山総合支庁都市計画課 冨樫 健一課長「未整備の部分をどうやって整備していくかは、今回の基本構想で検討していく、考えていくことが必要。将来に向けては夢物語の構想ではなく、作ったものを実施していくことが重要」

県は、文翔館周辺道路の整備や在り方について今後市民から意見を聞き、2年間をかけて具体的な方向性を固めることにしています。

最終更新日:2024年10月3日 19:59
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