除雪車両の脱輪で山形新幹線9日正午ごろまで運転見合わせ 酒田では停電 大雪や強風の影響相次ぐ
この冬一番の寒気の影響で山形県内は8日、山形新幹線が新庄・福島間で終日運転見合わせるなど大雪や強風の影響が相次ぎました。
山形地方気象台によりますと、8日午後4時現在の積雪は西川町大井沢で3メートル11センチ、大蔵村肘折で3メートル9センチ、米沢で1メートル44センチ、山形で47センチなどとなっています。
JR高畠駅では、8日午前3時40分ごろ、除雪作業中だったモーターカーの一部の車輪が雪の重みで脱輪しました。このため山形新幹線は新庄駅と福島駅の間で、奥羽線は山形駅と福島県の庭坂駅の間で、それぞれ始発から8日の最終列車まで終日運転見合わせとなり、9日も始発から正午ごろまで運転を見合わせる予定です。
酒田市の中心部では8日午前11時半すぎ、雪を伴う強風のため、およそ900軒が停電しました。停電はおよそ1時間40分後に解消されました。
県は8日、豪雪災害対策本部を設置し、被害状況など情報収集を進めています。
9日午後6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で山沿いで50センチ、平地で40センチです。また庄内には暴風雪警報と波浪警報が出されていて、今夜遅くにかけて警戒が必要です。
気象台は、9日昼前にかけて大雪による交通障害や落雪、建物などへの被害に注意・警戒を呼びかけています。