鶴岡市の土砂崩れ10月末に土砂撤去作業完了へ 安全確保と避難指示の解除急ぐ
去年の大みそかに発生した鶴岡市の土砂崩れで、県は18日、住宅裏側の土砂の撤去作業が10月末におおむね完了すると発表しました。早ければ11月末にも地すべりの観測機器の運用を始め、安全確保と避難指示の解除に向けて急ぐ考えです。
吉村知事「上部斜面における不安定な土砂の撤去について10月末ごろにおおむね完了する見込みとなった」
鶴岡市西目で去年の大みそかに発生した土砂崩れによって、住民の高齢の夫婦が死亡し、現在も、現場周辺の住民・4世帯13人に避難指示が出されています。再び土砂崩れが起きる可能性があるとして、県は6月26日から避難指示が出されている住宅裏側の斜面の土砂を撤去する作業を行っています。
記者会見で吉村知事は土砂の撤去作業が10月末におおむね完了することを明らかにしました。
土砂の撤去終了後に県は、地すべりの発生を観測する機器と警報装置を設置する予定で、作業が順調に進めば11月末に機器の運用を開始します。避難指示を解除するかどうかは、その後の状況を踏まえて鶴岡市が判断します。
吉村知事「安全性をしっかりと確保して避難指示を解除すると思っているので少しでも早くという気持ちはある。雪が降る前に解除という思いは皆同じと思っている」
県・庄内総合支庁は20日、現地説明会を開き、復旧工事の状況などを説明する予定です。