例年より20日ほど遅く最盛期を迎えたマツタケ…夏の猛暑の影響で全国的に不作が一転
秋の味覚・マツタケ。ことしは夏の猛暑の影響で全国的に不作と言われてきましたが県内有数のマツタケ産地高畠町の産直販売所には、今、多くのマツタケが持ち込まれ今シーズンのピークを迎えています。
山形県高畠町にあるフレッシュマートたねや。店内には、置賜で採れたキノコやクリなど、秋の味覚がずらりと並んでいます。中でも目を引くのが、秋の味覚の代名詞、「マツタケ」です。この店では、山で採られて持ち込まれたマツタケが販売されています。
ことしは8月から続いた猛暑や少雨の影響で、例年より20日ほど遅い、今月3日に今シーズン最初となるマツタケを入荷しました。ここ10年で最も遅いということです。
フレッシュマートたねや・佐藤守重さん「ことしは夏の暑さを引きずっていたので、きのこが出るのかと心配していたが、10月に入って雨も降って気温も下がりようやくキノコが見え始めてきてホッとしている」
入荷の遅れが一転、入荷数が大幅に増え、16日はおよそ50キロのマツタケが持ち込まれました。入荷数が増えたことで、例年の最盛期の価格より2割ほど安くなっているということです。17日も店には、マツタケを購入しようと県内外から訪れた多くの客で賑わっていました。
米沢市から「コメ農家なので新米でマツタケご飯を食べるのが毎年の楽しみ」
こちらの2人は、マツタケを求めて。秋田県から訪れました。
秋田県から「こんなにいっぱい秋田で売っているところはないので見ていてすごい楽しい」「お祝い事とかあるときは必ずマツタケご飯親戚が来た時とか」「マツタケのために秋田から来たのですごい楽しみ」
フレッシュマートたねや・佐藤守重さん「歯ざわりと香りの良さが高畠のマツタケの特徴紅葉が始まって気温が下がるとさらにおいしくなってくるマツタケご飯などで楽しんでほしい」
今まさに入荷のピークとなっているマツタケ。シーズンは今月末まで続く見込みだということです。