山大医学部の学生114人が臨床実習へ…山大医学部や県内の病院で指導医の下、患者の診察に当たる
指導医の下で診察などが行える臨床実習生の試験に合格した、山形大学医学部の学生に16日、医学証が与えられました。
臨床実習は、指導医の下であれば、診察や検査などの医療行為ができる制度です。全国の医学部共通の試験に合格し、一定のレベルに達していると認められた医学部の学生がなることができます。昨年度までは山形大学が「スチューデントドクター」として独自に認定していましたが、今年度から国が認定します。16日は試験に合格した114人の学生が式に参加しました。初めに上野義之医学部長があいさつした後、学生を代表して4年生の菅原健登さんに医学証が手渡されました。
山形大学医学部4年・菅原健登さん「これから実習が始まるという緊張を感じました。患者さんに寄り添い、この先生なら任せられると思ってもらえる、信頼してもらえる医師を目指して頑張っていきたい」
山形大学大学院・太田康之教授「本年度から医学生が行う臨床実習が法律で認められた。(学生は)知識や技能は十分持っている。是非県民のみなさんには、今後の山形県の医療を担う医学生を育てる意味で実習にご理解、ご協力をいただきたい」
医学証を受け取った学生はこれから1年半の間、山大医学部や県内14の病院で指導医の下、患者の診察に当たります。