屋内スケート場整備 村山地域の都市部に複合型スポーツ施設を 山形県が方向性示す
新たな屋内スケート場の整備を検討している山形県は22日、スケート場の建設場所は村山地域の都市部が望ましく、スケートと体育館の機能を併せ持つ複合型スポーツ施設として整備していく方向性を初めて示しました。
これは山形市で開かれた2回目となる屋内スケート施設整備検討会議で県が示しました。
それによりますと、新設する屋内スケート施設は、村山地域の都市部に位置し、公共交通機関を使い利用できる場所が望ましいとしています。また安定した利用客を確保するために年間を通しスケート利用と体育館利用の切り替えができる多機能スポーツ施設とするとしています。
学識経験者やスポーツ団体の代表などで構成する委員からは県の方向性に対し、概ね賛成の意見が挙がりました。
県スポーツ協会 菅間裕晃理事長「持続可能な施設にするためにどうするか体育館需要を踏まえながら利用者を増やしていく。ある季節にしか使えないというところは若干費用がかかったとしても通年利用が可能な形は確保してほしい」
秋田大学教育文化学部 益満環准教授「どこに作るのか取り合いにになる。競技人口はもちろん子どもの数だったりお年寄りでもすぐに行ける場所大きな『パイ』があるところ私個人は村山地域が一番人口が多いので『パイ』は大きいと思う」
県内の屋内スケート場はことし3月に閉鎖した酒田市のスワンスケートリンクが最後の施設で、酒田市は県に対し、庄内空港周辺に整備するよう要望しています。
県は今後さらなる検討を進め、今年度中には具体的な方向性を決定する方針です。