コンビニにパトカー待機し“特別警戒” 酒田警察署が実施
人の動きが活発になる年末を迎え、山形県の酒田警察署は事件や事故を未然に防ぐため、コンビニエンスストアにパトカーを停めて
警察の存在を知らせる「特別警戒」を実施しています。
【ON】「こんにちは酒田警察署です年末の特別警戒ということで回っています。
ことし県内でもコンビニを狙った強盗事件発生していて、警察の方で事件発生時の対応ポイントをまとめました」
慌ただしい年の瀬を迎え、酒田警察署はコンビニや金融機関などを巡回する警戒活動に力を入れています。
【ON】酒田警察署生活安全課・海藤貴之 課長
「人、車の動きがより活発になる年末ということで事件・事故の発生も懸念されるところなので、
酒田警察署ではコンビニの駐車場でのパトカーによる駐留警戒を実施している」
特にコンビニについては、管内にある41店舗を不定期に巡回、赤色灯を付けたパトカーを駐車場に停めて警戒するなど、
警察の存在を見せることで事件や事故を未然に防ぐ活動を24時間体制で実施しています。
酒田市内ではことし8月、店員が少ない夜の時間帯に鎌を持った男がコンビニに押し入る事件が発生しました。
特別警戒は当初、年末にかけて行う予定でしたが、
「年明け後も続けてほしい」という店舗側からの要望で、通年で警戒態勢を続けていく方針です。
【ON】酒田警察署生活安全課・海藤貴之 課長
「不審な人や車などがあれば、事件事故にまだ至らない場合でも何か気になるようなこと、
不安に思うことがあれば警察に相談してもらいたい」
酒田署の担当者は「強盗事件が発生した場合、店員と利用客の命を守ることが最優先」と
強調しています。
その上で、対応の基本として「知らせる」「落ち着かせる」「覚える」の3つのポイントをまとめたビラを作成し、
巡回の際に店員に配って注意を呼び掛けています。