×

山形市の住宅の庭に水色のカエル 山大教授「黄色の色素を作れない突然変異」

2024年7月16日 18:42
山形市の住宅の庭に水色のカエル 山大教授「黄色の色素を作れない突然変異」

珍しいカエルが現れたと視聴者から写真が送られました。カエルは「鮮やかな水色」をしていました。

山形市内の住宅で見つかった全長およそ2センチの小さいカエルは、見慣れた緑色のカエルではなく全身が鮮やかな水色をしています。
この家に大類さんがこのカエルを最初に発見したのは15日正午ごろ、自宅庭の植栽の中にいるのを見つけたといいます。

大類さん「なんで水色なんだろうと思った。新しいものを見つけた感じ。まさかうちにいると思わなかったから驚いた」
大類さんの奥さん「花みたいで一瞬、目を疑った」

通常の緑色をしたカエルは、葉っぱに紛れると見分けるのが難しいのに対し、一目で分かる水色をしているこのカエル。発見した時はさらに青みが強い色をしていたといいます。このカエルについて生物が専門の山形大学理学部の渡辺明彦教授は次のように話します。

山形大学 理学部渡辺明彦教授「このカエルの種類はアマガエル。色の突然変異が生じたカエル」

渡辺教授によりますと、よく目にする緑色のアマガエルには、「黄色」、「黒色」、「虹色」の色素を作る細胞があり、3つの色素を組み合わせて体を緑色にしていますが、このカエルは「黄色」の色素を何らかの原因で作れなくなり、「水色」に見えているのではないかと話します。

山形大学 理学部渡辺明彦 教授「黄色の色素を作れなくなった。遺伝的変異によるもの」青いカエルは珍しい?「変異個体なので珍しい」

    山形放送のニュース