老化や病気でうまく食べ物を飲み込めなくなった人たちの食事「嚥下食」を取材したYBC制作のテレビドキュメンタリーが、2024年の科学技術映像祭の部門優秀賞を受賞し、19日に東京で表彰式が行われました。

受賞したのは、民間放送教育協会が企画、YBCが制作し、去年5月に全国放送された「日本のチカラ 口福の献立～お腹と心を満たす嚥下食～」です。番組は目でも舌でも楽しめる新しい嚥下食に取り組む料理人の延味克士さんと食べる喜びをかみしめる客と家族を取材しました。科学技術映像祭には全国から56作品の応募があり、YBCの作品は教育・教養部門の部門優秀賞を受けました。19日に都内で行われた表彰式では、制作に当たったプライド・トゥの沼沢諭ディレクターに賞状などが手渡されました。YBCの番組の科学技術映像祭の入選は2018年以来6年ぶりです。