記録的大雨被害で使用できない酒田市の排水施設周辺の減災対策 調整会議が11月に開催へ
7月の記録的大雨で被害を受けて使用できなくなっている酒田市の排水施設周辺での減災対策を検討する国や県、市による会議の初会合が11月中旬にも開催されることが28日、決まりました。
酒田市竹田地区にある国土交通省の排水施設「竹田排水機場」は7月の記録的大雨の際、最上川に流し切れなくなった支流の水が溢れて施設が水没し、3か月余りが経ったいまも使用できない状態です。
28日は、関係者が集まり、再びの被害を防ぐために国・県・市が竹田地区の減災対策を考える連絡調整会議の初会合を11月中旬にも開催することを決めました。
竹田排水機場を巡っては、住民から近年多発している大雨にも対応できるよう施設の機能強化を望む声が上がっています。
一方で、連絡調整会議には住民から要望のあった住民代表の参加は見送られました。国土交通省側は減災対策の検討の進み具合に応じて住民との意見交換会を開催するとしています。
国土交通省は、竹田排水機場のポンプを修理してことし中に仮復旧し、2026年度内には本格復旧を目指す方針です。