陸上自衛隊第6師団 師団長に若松純也陸将(55)が着任 「命を懸けて任務を全う」
山形県東根市の神町駐屯地に指令部を置き、およそ4000人が所属する陸上自衛隊第6師団のトップの師団長に若松純也・陸将が新たに着任しました。重要度が増している災害派遣任務については、迅速に対応できる体制づくりに取り組んでいく考えを示しました。
陸上自衛隊第6師団の第43代師団長に着任したのは鹿児島県出身の若松純也・陸将(55)です。若松第6師団長は1992年に防衛大を卒業し、これまで、熊本県の北熊本駐屯地や千葉県の習志野駐屯地で駐屯地のトップの「司令」を歴任しました。今回着任した陸上自衛隊第6師団は山形・宮城・福島あわせて5か所の駐屯地におよそ4000人の隊員が所属しています。
25日の着任式では参加したおよそ670人の隊員を前に師団長としての方針を掲げました。
陸上自衛隊第6師団若松純也・師団長「「使命全う」、命を使って任務を全うする。命を懸けて任務を全うする。いつ何が起こっても不思議ではないこのご時世、命を懸けて任務を全うする覚悟だ」
若松師団長は、阪神淡路大震災での人命救助や、新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船で対応にあたった経験などを踏まえ、災害対応では被災者に寄り添った対応を取ることが大切だと語りました。その上で、災害派遣任務については、自治体や警察・消防などと緊密な連携を取って迅速に対応できる体制づくりに取り組んでいく考えを示しました。