全国一斉に自転車利用者に指導と取り締まり 山形県内14か所でも実施 高校生に指導も
自転車の安全な利用や交通事故の防止を呼びかけようと25日、全国一斉に自転車の利用者に対する指導と取り締まりが行われました。山形県内でも14か所で実施されました。
県内ではことし、自転車が関係する事故が8月末までに202件発生していて、去年の同じ時期に比べて75件増え、1.6倍となっています。
この日は、通学路や大型商業施設の周辺など県内14か所で自転車利用者への一斉取り締まりが行われました。このうち、上山市旭町の旭町踏切では、通学などで交通量が多い午前7時半から警察官5人が取り締まりを行いました。午前8時過ぎまでの間に、踏切を渡る際に停止しなかった違反で高校生3人を指導したということです。
呼びかけノイズ「ヘルメット、今後検討していただければと思います。お気をつけて」
また、4月から努力義務化されたヘルメットの着用も呼びかけられました。
上山警察署海藤良太交通課長「まだまだ自転車のヘルメット着用率は低いように感じる。頭部に重大な損傷が加わると、命に関わるリスクが高くなるので、ヘルメットを被って頭部を守っていただきたい」
県警によりますと、ことし7月に山形市内で行ったヘルメットの着用状況の調査では、着用率は8.9%と低い水準にとどまっています。警察は、これからの季節は日没の時間が早くなり、車と自転車の接触事故の危険性が高まるとして早めのライト点灯と夜光反射材やヘルメットの着用を呼びかけています。