「ブラーヴァ」イタリアからの観光客が山形県を訪問 芋煮会を初体験 山形の味満喫
美食の国・イタリア在住の観光客の一行が8日と9日山形県内観光を楽しんでいます。初日は、山形市の馬見ヶ崎川河川敷で、初めての芋煮会を体験しました。
芋煮会の名所、山形市の馬見ヶ崎川河川敷。ここを訪れたのは、イタリア人の夫婦3組です。彼らが初めて体験したのは、山形の秋の風物詩・芋煮会です。
イタリア在住の通訳者岩崎幹子さんが、山形の魅力を知ってもらおうと企画しました。
「今から芋煮会こんにゃくちぎったりしてもらいます」
自分たちで作って食べるのが芋煮会。県内から集まった地元住民らから教わりながら、コンニャクを素手で分けていきます。
「つるつる滑る」「クラゲみたい」
皆さん、慣れないコンニャクの手触りを楽しみながら、ネギやマイタケなど芋煮の具材を鍋に入れていきました。
鍋を煮立たせら、灰汁取りです。
「ブラーヴァ(素晴らしい)!」「ネクスト ソイソース(次は醤油)」
そして、調理開始からおよそ1時間で完成。
「グラッチェ(ありがとう)」
見事、おいしそうな芋煮が出来上がりました。
「いただきます」
お待ちかねの初めての芋煮、そのお味は?
「芋もおいしい。特にお出汁がおいしい」「おいしい同時に軽くて食べやすい」「同じスープの中にたくさんの素材が入っていてそれぞれの味が主張しているがひとつひとつがおいしかった」
企画した通訳者岩崎幹子さん「どれくらい芋煮会に入り込んでくれるかなと心配だったが心配する必要もないくらい皆さん楽しんでくれた。山形の皆さんに感謝」
芋煮会は大成功。山形の味を満喫しました。
一行はこのほかこけしの絵付け体験をし、夜は銀山温泉で一泊。9日は羽黒山を参拝し、酒蔵見学をしてから、山形を発つということです。