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山形県内のコメの予想収穫量「平年並み」 猛暑の影響少なく 品質の低下は懸念

2023年10月13日 17:36
山形県内のコメの予想収穫量「平年並み」 猛暑の影響少なく 品質の低下は懸念

東北農政局は山形県内のことしのコメの予想収穫量を「平年並み」と発表しました。夏の猛暑は収穫量に大きく影響していないと分析しています。

東北農政局によりますと、9月25日現在の県内のコメの予想収穫量は10アール当たり589キロで、東北では青森に次いで2番目に多くなっています。
しかし、前の年の同じ時期に比べると5キロ減少していて、春ごろの低温や日照不足により粒の数がやや少なくなったのが要因だとしています。このうち、粒がより大きいコメを選別した場合の予想収穫量は平年を100とすると村山が101、置賜が100、庄内が99でいずれも平年並みとなっています。最上は98でやや不良です。
県全体では平年並みの100で東北農政局は「夏の日照時間が長かったことで粒の生育が進んだため」と分析しています。

東北農政局古木裕樹・統括統計専門官「登熟(もみの肥大)という意味では猛暑が悪い影響を与えたとは思っていない」

一方で、コメの粒の表面が白くなる高温障害が県内各地で散見され、猛暑による品質の低下が懸念されています。

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