山形自動車道のトンネル内で車同士が正面衝突する5人死傷事故を受け安全対策工事
ことし5月、山形県鶴岡市の山形自動車道のトンネル内で、車同士が正面衝突し、5人が死傷した事故を受けていま、安全対策工事が進められています。現場作業の様子が12日夜、報道機関に公開されました。
鶴岡市・田麦俣の山形自動車道・田麦俣トンネル内でことし5月、反対車線にはみ出した車が対向車と正面衝突し3人が死亡、2人が大けがをしました。事故を受けてNEXCO東日本は10月3日から安全対策工事を開始しました。トンネル全域と入口付近合わせておよそ2300メートルが施工範囲で、12日夜、工事の様子が報道機関に公開されました。対策の1つは、センターラインなどを越えないようにトンネル内のセンターライン脇と路肩の白線にタイヤが踏んだ時、音が鳴り振動する凹凸の舗装をします。さらに、速度の抑制を促すことが対策の大きな狙いでスピードの出しすぎを注意喚起する立て看板を新たに設置しドライバーの目が行くよう照明も設置するということです。
NEXCO東日本鶴岡管理事務所・小澤 隆二工務担当課長「安全な速度を守っていただいてわき見運転をせずに全席シートベルトをして安全に走行してもらいたい」
工事は11月17日まで続き、センターラインのポールをより幅の広いものに変える作業も行われます。