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【山形発NNNブロック企画】米沢の秘湯五色温泉がサウナと温泉楽しめるオートキャンプ場にリニューアル

2024年8月12日 20:33
【山形発NNNブロック企画】米沢の秘湯五色温泉がサウナと温泉楽しめるオートキャンプ場にリニューアル

北海道・東北・新潟のNNN各局がこの夏のオススメを紹介するシリーズです。山形県内でも有数の温泉地、米沢市の秘湯・五色温泉がオートキャンプ場として生まれ変わりました。アウトドアも温泉もそしてサウナも楽しめる大自然の中で「ととのう」スポットを紹介します。

福島県と接する山形県南部の玄関口・米沢市。JR米沢駅から車で走ることおよそ40分の山あいにことし、誕生したのが。

横山岳アナ「小鳥のさえずりに虫の鳴き声…米沢市では大自然と一体になったキャンプを楽しむことができる」

標高およそ800メートルにある「五色温泉オートキャンプ場」です。合わせて17あるテントサイトまでは車で入ることができ、そこから望む景色は町の喧騒を忘れさせてくれます。各サイトには電源が設置されているほか、ペットと泊まれるエリアも。初心者から熟練のキャンパーまで幅広く利用することができます。

五色温泉オートキャンプ場西方茂太さん「多くの人に集まっていただきキャンプというものを知ってほしいということから手軽にキャンプができる空間を作らせていただいた。車も横につけることができるほか貸し出しでキャンプセットも準備し手ぶらで来てもキャンプを楽しむことができる」

このキャンプ場の魅力は、雄大な自然だけではありません。

横山岳アナ「あ~、最高ですね」

場内には温泉施設も完備。開湯1300年以上とも言われる秘湯に浸かりながら、旅の疲れを癒すこともできます。

横山アナ「外も暑いが温泉もいい湯加減で体全体が温かくなる」

また、事前に予約することで浴場に併設されたサウナで汗を流すこともできます。

横山岳アナ「いいですよ、これです。じわじわと熱波が直撃してます。これがいいんですよ」

雄大な自然の中でのアウトドア体験と温泉の癒し体験、そしてサウナの「ととのい」体験。この3つを同時に楽しめるのが、五色温泉オートキャンプ場の魅力です。

県外から訪れたという観光客は。

「福島県の山に登りに行ってきた。キャンプはお風呂に入れなかったりシャワーで終わることがある」
「同じ敷地内にあると楽でありがたい。車で外に行かなきゃかと思ったら中で入れるということで」

一方、こちらの親子は、ツーリングの道中、キャンプ場を訪れたといいます。

「非常に整備されていて初めての人でも過ごしやすい空間」
「五色温泉は昔旅館があった。旅館に3回ほど泊まったことがあってキャンプ場になったということで来てみた」

ここ五色温泉オートキャンプ場には、かつて唯一の宿「宗川旅館」があり湯治やスキー客で賑わいました。
しかし、後継者不足のため2020年に閉館。

存続の危機にあった秘湯を残しつつ、新たな価値を加えようと、ガソリンスタンドなどを経営している西方さんが温泉を引き継ぎ、ことし、キャンプ場としてリニューアルしました。

8月からは、宗川旅館の跡地に当時の大浴場をリノベーションした足湯もオープンしました。

西方茂太さん「実際キャンプだけでなく宗川旅館のあった時代に来ていたお客さんが圧倒的に多い」
「あのお風呂をもう一回味わいたいという方が多くそういった方々が今度はキャンプをして温泉を味わえるようになったと喜んでいただいている」

五色温泉を通して県内外の人に秘湯、そして、米沢の魅力に触れてほしいと話します。

西方茂太さん「米沢にもこんなところがあったのか(その土地の)魅力を引き継いで体験できるということを訪れたお客さん自身が感じてもらえたらありがたい」

涼しい風が吹く中、秘湯と、あつ~いサウナを体験できる五色温泉オートキャンプ場でのんびりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

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