ブドウの産地・甲州市勝沼町のビニールハウスで、シャインマスカットなど少なくとも18本のブドウの木がチェーンソーで傷つけられているのが見つかりました。警察が器物損壊事件として調べています。

　被害が見つかったのは、甲州市勝沼町のブドウのビニールハウスです。ハウスを所有する農家の男性によりますと、1月20日に娘がハウス内を訪れたところ、シャインマスカットやピオーネなど少なくとも18本のブドウの木の幹が傷つけられているのを見つけました。

　木の根元には木くずが散らばっていて、何者かがチェーンソーで傷つけたとみられます。

　男性は傷口を消毒しましたが、傷ついた木の収穫量は大幅に減るため、300万円以上の減収が予想されるということです。

被害にあった農家は
「（幹の）半分から4分の3くらい傷があるものもあるし、この木でずっと収穫することは無理だと思う。50年近くブドウづくりをしてきて、今までの私のブドウづくりの人生がなんだったのかと、全てを否定されたような気持ちです」

　男性は警察に被害届を提出し、警察が器物損壊事件として調べています。