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パルスオキシメーター 未返却3000個 所在不明で回収できず 山梨県

2024年4月30日 19:06
パルスオキシメーター 未返却3000個 所在不明で回収できず 山梨県

新型コロナウイルスの感染者に県が無償で貸し出していた約3000個の「パルスオキシメーター」が所在不明となり、回収できなくなっていることが30日、県への取材で分かりました。

パルスオキシメーターは血中の酸素濃度を測る機械で、自宅療養などを行う新型コロナの感染者に県が無償で貸し出していたものです。

県によりますと、貸し出す際には返却用の封筒を同封していましたが、貸し出した約2万4000個のうち3164個がいまだに返却されていないということです。

また、このうち9割以上の2982個は貸し出し先が記録されていないため、回収できなくなっています。

県感染症対策センター 黒倉美穂 主幹
「感染が急拡大した際、いち早く皆さんのところにお届けするために管理番号を付与せず送ったため、今どなたが所有しているのかがわからないことが(回収できない)原因です」

県はコロナの5類移行に伴い返却されたパルスオキシメーターのうち、一部を県内の医療機関や高齢者施設に寄付し、残った約1万2000個は新たな感染症に備えて保管するとしています。

県は「大切な県の備品なので家にある方は必ず返却してほしい」と呼びかけています。

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