飲酒運転でひき逃げ死亡 男に懲役5年6カ月の実刑判決「口裏合わせ悪質」 山梨

飲酒運転で自転車の男性をひき逃げし、死亡させた罪に問われていた男に、甲府地裁は懲役5年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
自転車運転処罰法違反とひき逃げの罪に問われているのは、甲府市の土木業、丹沢黎紅被告(23)です。
判決などによりますと、丹沢被告は去年11月、昭和町で酒気帯び運転をして自転車に衝突し、中央市の会社員、佐野公昭さん(当時55)を死亡させて現場からそのまま走り去ったものです。
これまでの裁判で、丹沢被告は起訴内容を認め、事故後、風俗店に行っていたことや4年前から飲酒運転を繰り返していたことなどが明らかとなっていました。
3日の判決で甲府地裁の馬場潤裁判官は、「飲酒運転の発覚を恐れ、逃走した過失は大きい。知人らと口裏合わせをし、犯行を免れようとしたことも悪質」などと指摘し、懲役7年の求刑に対し、懲役5年6カ月の実刑判決を言い渡しました。