×

「一つの方が楽」マイナ免許証の運用スタート 初日から手続き求め列 注意点も 山梨

2025年3月24日 12:38
「一つの方が楽」マイナ免許証の運用スタート 初日から手続き求め列 注意点も 山梨

 マイナンバーカードと運転免許証が一体化する「マイナ免許証」の運用が24日から始まりました。マイナ免許証を取得後にマイナンバーカードを更新すると改めて手続きが必要になるとして、警察は注意を呼びかけています。

 マイナ免許証はマイナンバーカードのICチップに免許情報を記録させて一体化するものです。住所変更の手続きがワンストップで済み、 免許更新時の講習をオンラインで24時間受けられるようになるといったメリットがあります。

 マイナ免許証の取得は任意で、ドライバーは「従来の免許証のみ」「マイナ免許証のみ」「2枚持ち」の3パターンから選ぶことができます。

県総合交通センターの職員
「運転免許証にするかマイナ免許証にするか両方持つか選べる。マイナ免許証でいいですか?」

 南アルプス市の県総合交通センターでは24日、さっそく手続きに訪れた人の姿が見られました。

マイナ免許証にした人
「一体化されて両方持っているよりか、一つで完結された方が楽かな」

2枚持ちにした人
「行政は2枚持てるメリットを言っている。保険証や免許証になり年寄りとしては、忘れ物が少なくなってありがたい」

県警運転免許課 初鹿旨人 次席
「リーフレットや個別に郵送される連絡はがきに詳しい手続きなどを知らせている。みなさんのライフスタイルなどに合わせて、あらかじめいずれかの所持を選択してほしい」

 一方、システム上の問題で現在、マイナ免許証を取得した後にマイナンバーカードを更新すると免許情報が消えてしまい、改めて手続きが必要になります。このため、警察庁はマイナンバーカードの更新後にマイナ免許証の取得手続きをするよう呼びかけています。

 また、初日の24日は全国的にカードの読み取りアプリに普通自動2輪と大型自動2輪が正しく表示されないトラブルが発生しました。完全な修正には数日かかる見通しだということです。

最終更新日:2025年3月24日 12:38
    おすすめ