ろうけつ染め“新境地”に挑戦 甲州市の染色作家・古屋絵菜さんが個展 山梨県
甲州市在住の染色作家・古屋絵菜さんが新たな境地に挑んだ個展が4月21日まで、甲府市のギャラリーで開かれています。
甲府市若松町にあるアサヒギャラリーで開かれている「古屋絵菜展」。
会場には溶けたロウを用いる染色技法、「ろうけつ染め」で作られた作品約20点が並びます。
今回の個展のテーマは「くらす.」。
これまで古屋さんの作品は、花をモチーフとしたものが多く花が持つ多面的な美しさを表現してきましたが、今回は古屋さんが日々の「暮らし」の中で見る景色や自然を中心にした作品を数多く描き下ろしています。
染色作家 古屋絵菜さん
「そろそろ山を描いてみようということで、そういったきっかけもあって、今回は山だったり森だったり林だったり、そういった内容の展覧会になっている。花・山・木についてもうちょっと理解を深めたりしていくと、おのずと作品も変わってくると思うので引き続き、制作していきたい」
古屋さんは「作品を通して、日々の生活の風景の移ろいに気付くきっかけになれば」と話していました。
個展は21日までで期間中は毎日、会場に古屋さんがいるということです。