「車中泊」人気の陰にマナー違反 指定区画外のキャンプ行為が横行 山梨県
コロナ禍の感染対策を背景に人気の高まりを見せる車中泊についてです。山梨県内でも年々、需要が高まる一方、専用の駐車場利用にマナー違反も目立っていて施設関係者は頭を悩ませています。
甲州市の観光宿泊施設「勝沼ぶどうの丘」では、眺望が良い4台分の駐車スペースを電源を設置するなどして車中泊ができる「RVパーク」に指定。年々人気は高まっていて、昨年度は約1000台が利用したといいます。
甲州市勝沼ぶどうの丘 山下政仁副支配人「現状」
「(ここを拠点に)ブドウ狩りやモモ狩りなど、いろいろな観光地を楽しむ声も聞いている」
一方、北杜市の「道の駅・南きよさと」でも5台分の「RVパーク」が人気。ただ、施設関係者は「利用者のマナー違反に頭を悩ませている」といいます。
道の駅南きよさと 清水究駅長
「トランクを開けて、テントを張っている人もいる」
清水さんによりますと、最近は「RVパーク」以外の区画での車中泊が横行。車中泊の延長でキャンプ行為に及び、芝生でのテントの設営や火をおこしての調理、燃えカスをそのまま放置する人もいるといいます。
道の駅南きよさと 清水究駅長
「各施設のルールをまず、しっかり守ってもらいたい」
清水さんは「防犯や安全管理の観点から、モラルを持って利用してほしい」としてます。