白い泡の塊…これって何? 梅雨時期ならではの珍しい光景 地域住民も見守る 山梨県
市川三郷町で21日、この時期ならではのちょっと珍しい光景に出会いました。
木々の枝に点在する白いアワのかたまり。
こちらは一部地域では天然記念物にも指定されている、モリアオガエルの卵なんです。
教科書で見たことがある人もいるんじゃないでしょうか?
モリアオガエルは普段は森にすんでいますが、 梅雨時期になると水場の上にある木の枝先に10センチほどの白い泡の塊を作ります。
泡の中でふ化したオタマジャクシは下に落ちて、水の中で育ちます。
豊かな自然がなければ生息できないモリアオガエル。
こちらの生息地では長年、地域住民が池の周りの枝をあえて切らないようにして見守ってきました。
地域住民は
「カエルの鳴き声が“カラカラカラ”と聞こえる。行ってみると、時期が来たなと思う。天然物ですから守っていきたいですね」
オタマジャクシは1か月ほどでカエルになり、水場を出て森の中で生活するということです。