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【速報】兵庫・斎藤知事「まずは調査に協力」と辞職は否定 公開されたアンケートには「伝聞が多い」 一方で「職員に感謝ねぎらい伝える」と改善示す

2024年8月23日 13:48
【速報】兵庫・斎藤知事「まずは調査に協力」と辞職は否定 公開されたアンケートには「伝聞が多い」 一方で「職員に感謝ねぎらい伝える」と改善示す
兵庫県・斎藤元彦知事(23日午後1時半ごろ)

 兵庫県の斎藤元彦知事は、23日に開かれている百条委員会や、公表された職員アンケートについて、内容詳細は未だ把握していないとしながらも、「パワハラ疑惑については、人づてに聞いたというものが4割。伝聞が多い」と回答。一方で「重く受け止めなければならない。改めるべきところを改め、感謝ねぎらいを積極的にお伝えしたい」と改善する姿勢を示しました。

 また、百条委員会の調査に全面的に協力するとして、「その後のことは今は考えていない」と、辞職についても否定しました。

 兵庫県内の29市の市長で構成される「兵庫県市長会」が、県政の混乱の収束などを求める要望書を23日午後、知事に提出、そのあと報道陣の取材に答えたものです。

■市長会が「県政の混乱の収束」求めて要望 知事は「県政は着実に進んでいる」

 午後1時、市長会の酒井隆明会長(丹波篠山市長)らは斎藤元彦知事に「知事のリーダーシップを大変心配している。収束に最善の努力をしてほしい」と要望しました。

 要望書には、
▼兵庫県政そして斎藤知事に対し、県民のみならず全国からも大変厳しい目が向けられ、憂慮すべき状況にあります。
▼兵庫県政が混乱し大きく停滞していることについては、ほぼ全員の市長が一致するところで、危機的とも評されました。
▼現状を正しく認識していただき、県政の混乱と停滞の収束に向けて最善の努力をしていただくよう要望します。
▼兵庫の誇り高き歩みを止めることがないよう、兵庫県政の前進を願うものです。
などと記されています。

 また、兵庫県の前局長が提出した告発文書について、「公益通報保護者の対象とせず、十分な調査も尽くさず、前局長を懲戒処分にしたことについて、多くの市長から不適切との指摘があった」との記載もありました。

 市長会は、8月7日、臨時に総会を行い、文書問題について意見交換をし、県政が停滞していることや、県と市のコミュニケーション不足などの指摘が上がっていました。

 知事は、「県と市の連携は大事です。ご心配をおかけし、お詫び申し上げる」としたうえで「県政は予算や事業は着実に進んでいる」と各事業の進捗を説明しました。

 また要望書提出後、報道陣の取材に答えた斎藤知事は「私なりには精一杯、連携させていただいているつもり」と、連携不足との指摘をかわしました。

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