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職員が断ったカニ土産「いらないのなら私が」斎藤知事“おねだり”疑惑に新証言「儀礼の範囲内で受領」

2024年8月22日 14:36
職員が断ったカニ土産「いらないのなら私が」斎藤知事“おねだり”疑惑に新証言「儀礼の範囲内で受領」

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラなどの疑惑に関する職員アンケートで、カニなどの贈答品を受け取ったとする、新たな証言が複数寄せられていたことが分かりました。

 斎藤知事の疑惑を巡り、百条委員会が行った職員アンケートは、中間報告で約4500人分の回答が集約されました。このうち、斎藤知事が贈答品を受け取っていたとする「おねだり疑惑」について、「実際に見た」や「人づてに聞いた」などと回答した人は約2割でした。

 自由記述欄には、「職員が断ったカニのお土産を『いらないのなら私がいただく』と、職員の分まで持って帰った」、「イベントで淡路島の玉ねぎを欲しいと発言していた」、「お土産がもらえると機嫌がよくなるので、担当者が事前に依頼し、自腹で会計をすることもある」などと、新たな疑惑が記されていました。

 ただ、人づてに聞いたとする内容も含まれるうえ、「社会通念上の範囲で受け取っている事例は多くあると思われる」など、斎藤知事を擁護する声も複数ありました。

 これについて、斎藤知事は昼ごろ取材に応じ、「アンケートの詳細を確認してからコメントしたい」としたうえで、贈答品について、「儀礼の範囲内で受け取っている。あくまで県としての受領だ」と強調しました。

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