アメリカ大統領選挙に向けた与党・民主党の党大会は3日目を迎え、副大統領候補に指名されたウォルズ・ミネソタ州知事が演説します。中継です。

ハリス氏がパートナーに選んだウォルズ氏ですが、全米での知名度は低く、党大会という大舞台で自らのカラーを打ち出し、支持者の心をつかむ演説ができるかが焦点です。

党大会の3日目ではクリントン元大統領のほか、歌手のスティーヴィー・ワンダーさんらが会場を盛り上げました。連日、多くの著名人がハリス氏への支持を訴えることで、民主党はハリス氏の下、党の結束を高めていきたい考えです。

そして、ウォルズ氏が副大統領候補の指名受諾演説を行います。ウォルズ氏は高校教師やアメフトのコーチを務めた経歴があり、その親しみやすさで激戦州の労働者層の取り込みが期待されています。アメリカメディアによると、ウォルズ氏は演説で自身の経歴に加えて労働者家庭への支援政策も訴える方針です。

一方、トランプ前大統領は21日、銃撃事件後中止していた屋外での選挙集会を再開しました。ステージが防弾ガラスで囲われるなど厳重な警備態勢がしかれました。

共和党・トランプ前大統領
「今年11月、アメリカ国民はハリスに『もうたくさんだ』と言うだろう。もう我慢できない。ハリス、お前の仕事はひどい。クビだ、出ていけ」

こうした中、大統領選に無所属で立候補しているケネディ元大統領のおい、ロバート・ケネディ・ジュニア氏が週内に選挙戦から撤退し、トランプ氏を支持する見通しだとアメリカメディアが報じました。ケネディ氏は激戦州でトランプ氏やハリス氏の票を奪うことで、勝敗に影響を与える可能性が指摘されていました。

トランプ氏は20日、ケネディ氏が自身の支持に回れば、大統領選に勝利した場合、要職への起用を検討すると明らかにしていて、ケネディ氏の支持層を取り込む狙いがあるとみられます。