和歌山市で7歳の長女を蹴るなどして内臓を損傷させるケガをさせたとして、35歳の男が逮捕されました。

　傷害の疑いで和歌山県警に21日逮捕されたのは、和歌山市に住むドライバー、赤松達也容疑者（35）です。

　警察によりますと、赤松容疑者は今年5月、和歌山市の住宅で7歳の長女の腹部を複数回、足で蹴るなどした疑いがもたれています。長女は十二指腸に穴が開く内臓損傷など入院1か月の大ケガを負いました。

　当時、母親は外出中だったということで、帰宅した母親に赤松容疑者が「娘の様子がおかしい」と言ったことから、長女を病院に連れて行き、ケガが判明しました。

　その後、児童相談所から「暴力をふるわれて入院している子どもがいる」と警察に情報提供があり、被害者の長女への事情聴取や病院での治療内容などから赤松容疑者の虐待の疑いが強まりました。赤松容疑者は、警察の調べに対し、「殴ったり蹴ったりしたことは間違いありません」と容疑を認めているということです。

　赤松容疑者は妻と、妻の連れ子の長女・長男の4人家族で、長女は警察の調べに対し「兄に対しても暴力をふるっていた」と話していることから、警察は赤松容疑者が日常的に暴力をふるっていたとみて調べを進めています。