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【見どころ】京都の夏の風物詩「五山送り火」何時から点火? どこから見える? 受け継がれる祈りの炎 ベストスポットを紹介

2024年8月16日 15:22
【見どころ】京都の夏の風物詩「五山送り火」何時から点火? どこから見える? 受け継がれる祈りの炎 ベストスポットを紹介

 「五山送り火」は、毎年8月16日に行われる京都の夏の風物詩です。京都市を囲む五つの山々に描かれた「大」の文字や「船形」「鳥居形」などに火が灯され、炎で彩られます。お盆に迎えた先祖の霊を見送るため、数百年にわたって続いているとされる伝統行事です。古から受け継がれてきた祈りの炎。古都の夜空を照らすその模様をライブ配信します。

■「五山送り火」16日午後8時~点灯 

【点火時間】 毎年8月16日点火
●大文字・・・・20時00分点火
●妙法・・・・・20時05分点火
●船形・・・・・20時10分点火
●左大文字・・・20時15分点火
●鳥居形・・・・20時20分点火
各点火は約30分間続きます。

【鑑賞の最適スポット】
大文字:
 鴨川デルタ(出町柳の三角州)
 京都御苑(蛤御門付近)
妙法:
 北山通(ノートルダム女子大学から松ヶ崎駅の間)
 高野川に架けられた高野橋
船形:
 賀茂川付近[北山大橋〜西賀茂橋付近]
左大文字:
 西大路通(金閣寺周辺から西院の間)
鳥居形:
 渡月橋
 嵐山公園中之島地区
 広沢池 など

■五山送り火とは

 京都五山送り火連合会によりますと、五山送り火は現世に迎えた先祖が無事に浄土に戻れるよう送り出すために行われてきた、盆を締めくくる伝統行事です。

 京都五山送り火は、昭和58年(1983)10月、「大文字送り火」、「松ケ崎妙法送り火」、「船形万燈籠送り火」、「左大文字送り火」、「鳥居形松明送り火」として、それぞれ京都市無形民俗文化財に登録されています。

 このほかにも、江戸時代には、左京区市原野の「い」、右京区鳴滝の「一」、西京区西山の「竹の先に鈴(雀という説も)」、右京区北嵯峨の「蛇」、右京区観音寺の「長刀」などの文字もあったといわれています。

■鑑賞の上での注意点

 鑑賞する人たちに向けて、京都五山送り火連合会からは、以下のお願いが出ています。

1.小型無人機(ドローン)の使用禁止

2.送り火当日の登山禁止

3.屋外灯、広告灯などの消灯(消灯時間:8月16日午後7時50分から午後8時50分までの1時間、山科区と伏見区を除く)

4.河川増水時、河川敷への立ち入り禁止

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