【気象予報士解説】近畿北部を中心に大雪 今夜から明日にかけて注意を 寒波は3連休まで居座る予想
強い寒気の影響で近畿地方では、大雪となる恐れがあります。天気予報を詳しく解説します。(解説:蓬莱大介 気象予報士)
明日にかけて、 普段、雪の少ない近畿地方の中部でも、雪がまた積もる可能性があります。京都市内も明日の朝うっすら積もる可能性はありますね。大阪は積もりはしないんですけど、明日も折り畳み傘はあったほうがよさそうです。
ではレーダーを見ていきます。北部だけでなく、近畿地方の中部でも雪雲が流れ込んできています。ピンクの表示は雪が強まるところで、いま北部では雪が強まっています。大阪、奈良、和歌山あたりでも、ところどころ雪またはあられ、雨が降ったり止んだりしています。
では、この後の予想です。午後6時以降、上空に強い寒気が入ってきます。北部では雪の降り方が強まりそうです。滋賀県の南部や京都府の南部でも雪雲が流れ込んできて、明日の朝の時点でうっすらと近畿地方の中部でも積もっているところがありそうです。
続いてこの後、朝6時以降見ていくと、明日の朝以降も日中、北部を中心に雪雲が流れてきやすい予想となっています。和歌山方面でもちょっと雪が降りそうなので、路面凍結に注意ですね。紀伊山地の山では結構積もると思います。特に峠道などを運転される方は要注意です。高速道路なども予防的通行止めが始まっていますので、最新の交通情報も確認お願いします。明日にかけて大雪です。
続いて、名神高速道路。米原から関ヶ原付近と積雪予想なんですが、ちょっとずつ増えてきて5センチ余り積もっているぐらいですが、これが明日の午前中にかけて20センチ弱まで雪が一気に積もりそうなんです。予想で15センチぐらいのアップなんですが、一気に降ると急に20センチを超えたりする可能性があるので、そうなるとドカ雪で車が立ち往生するリスクがあるのが、特に今夜から明日の午前中にかけてとなりますので、その後も雪が多いので結構、影響が長引く恐れがありますので要注意です。
大雪情報です。まず、木曜にかけて警戒ですね。明日の夕方にかけて多いところ、近畿北部は平地で30センチ分の雪が降る予想。中部は、平地の多いところ、滋賀県中心になると思いますが、20センチ分の雪が降って、普段、雪が積もらないようなところでも数センチ雪が積もる可能性があります。南部も山沿いでも15センチの雪が降る予想なので、山では結構そのまま雪が降る可能性があります。湿った雪ですから、冬の終わりなので停電も注意。あと路面凍結、交通障害にも気をつけてください。同じくらいの量が、まだ木曜にかけて予想されています。
では週間天気を最後に見ておきましょう。 寒波のピークは3連休、24日の月曜まで。来週の火曜日以降に気温が上がってきます。3連休にかけて大雪に警戒をお願いします。