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京都府や滋賀県の郵便ポスト 480か所で不適切工事 古い脚柱残しポスト部分だけ交換 事故で発覚

2024年9月3日 14:12
京都府や滋賀県の郵便ポスト 480か所で不適切工事 古い脚柱残しポスト部分だけ交換 事故で発覚
トラックが衝突した郵便ポスト(新品に交換済み)

 京都府や滋賀県の480か所の郵便ポストで、老朽化したポストを交換する工事を担当した業者が、日本郵便の安全基準を満たさない工法で工事を行っていたことがわかりました。

 日本郵便によりますと、通常、老朽化した郵便ポストの交換工事は、地中に埋められた脚柱を含むポスト全体を交換する形で行われますが、不適切な工事が行われたポストは、脚柱は古いままで箱の部分だけを交換していたり、脚柱のうち地上部分のみを切断して新しい脚柱を地中の古い脚柱と溶接させていたということです。

 去年8月、京都市上京区の郵便ポストにトラックが衝突し、脚柱が折れる事故があり、日本郵便がポストの損傷について調査したところ、不適切な工事が発覚したということで、日本郵便が工事を担当した業者が請け負っていた全てのポスト、計670か所を調査した結果、京都府では京都市・亀岡市・福知山市、滋賀県では大津市・長浜市・彦根市など計480か所のポストで不適切な工事が行われていたということです。

 日本郵便によりますと、不適切な工事が行われたポストは、先月までにすべてが新品に交換されました。

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