林官房長官は、27日に行われる自民党総裁選挙への出馬会見を開き、「人に優しい政治」の実現を訴えました。

林官房長官
「より明るい未来に向かって安定した国民の皆さんが安心できる『人に優しい政治』仁の政治を行っていきたいというふうに思っております」

林長官は、「仁とは、慈しみ、思いやりで、志を持って政治を行いたい」と強調しました。

岸田政権の経済再生の取り組みについては、一定の評価を示した上で「何を引いて、何を足すのか考えないといけない」と述べました。その上で、政策の一つの柱として、格差是正や地域活性化に加え、AIやコンテンツ産業など成長戦略に注力することで、「各世代の誰もが未来への希望を持てる社会の実現」を訴えました。

また総裁になった場合、裏金事件で不記載があった議員を党として選挙で公認するかについては、すでに党紀委員会において処分は行われたとの認識を示しました。

自民党総裁選では、4日は茂木幹事長が、6日には小泉元環境大臣が出馬表明を行います。さらに9日には高市経済安保担当大臣が、そして加藤元官房長官も来週、出馬表明を行う考えで、少なくとも8人が立候補する見通しです。