【速報】女性問題で岸和田市長への2度目「不信任案」出席者23人“全会一致”で可決 妻は退席の措置 市長は自動失職…市長選に出馬する方向で検討「改革は道半ば」

大阪府岸和田市の市議会で17日、永野耕平市長に対する2度目の不信任決議案が提出され、出席者23人全員が賛成し、可決しました。永野市長は去年12月にも、女性との性的な関係をめぐって不信任決議を受け、議会の解散に踏み切りました。市議選を経て2度目の不信任決議が可決したことで、市長は自動的に失職となりました。
不信任決議を受けた永野市長は、「7年間、一丸となって取り組んできた。自分としてはよく進んできた。議論を積み重ねてきた皆さんに感謝する」と述べ、今後の市長選について、「改革も道半ばでまだまだやるべきことはある」として出馬する方向で検討するとしています。
岸和田市の永野市長は、不適切な関係にあった女性から裁判を起こされ、500万円の和解金を支払いました。永野市長は、不倫関係にあったことは認めたものの、性的関係の強要はなかったと否定していましたが、去年12月、市議会から、「市政の混乱を招いた」として不信任決議を受け可決されました。
これに対し永野市長が議会を解散したことで市議選が行われ、今月2日、前職22人と市長の妻を含む新人2人が当選。14日、「大義の無い解散によって(市議選で)莫大な税金をかけた」ことなどを理由に、再び市長への不信任決議案を提出することが決まっていました。
不信任決議案に反対の意向を示していた永野市長の妻・永野紗代市議は利害関係者のため退席となり、紗代市議を除く23人の議員全員が賛成したため、不信任案は全会一致で可決となりました。2度目の不信任決議案の可決により、永野市長は規定により自動失職となり、次は50日以内に市長選が行われます。