【速報】半年間逃亡の末…100人以上逮捕のSNS型投資詐欺事件のグループトップ、潜伏先のログハウス内で逮捕 被害総額は10億円超か 大阪府警
100人以上が逮捕されたSNS型投資詐欺事件で、警察は4日、一部の詐欺グループのトップで、去年7月に公開手配されていた男を逮捕しました。男は協力者の力を借りて、千葉県内の丘陵地にあるログハウスに潜伏していたということです。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、詐欺グループのトップの中村晋弥容疑者(42)で、去年2月から3月にかけて、愛知県に住む20代の会社員女性に対し、SNSで投資を勧めるメッセージを送り、投資の指導料名目や情報商材の購入費名目で現金約90万円を振り込ませて、だまし取った疑いがもたれています。
警察によりますと、中村容疑者は去年7月に公開手配されてからも逃亡を続けていましたが、警察は中村容疑者が千葉県長柄町の丘陵地にある3階建てのログハウスに潜伏している可能性があるとの情報を入手し、今年1月18日から18日間にわたり張り込みを開始。
その結果、出入りが確認された男2人のほかにも、建物のなかに人影が確認できたことから、4日朝、ログハウスに突入し、1階で寝ていた中村容疑者を見つけ逮捕したということです。
中村容疑者は逮捕時、公開手配の時よりも髪は伸びていましたが、ヒゲは剃られていて、体型も変わらずで、抵抗する様子はなかったということです。
ログハウスには中村容疑者が使っていたとみられるスマートフォン5台や大量の食料品が置かれていて、中村容疑者は長期間にわたり、ログハウスから出ていなかったとみられています。
中村容疑者は調べに対し、「現段階では事件について何も話せません」と話しているということです。
また警察は、中村容疑者をかくまったとして、一緒に住んでいた自称・不動産コンサルタントの米田心海容疑者(42)ら男2人も犯人蔵匿の疑いで逮捕しました。米田容疑者は調べに対し、「中村が大阪府警に指名手配されているなんて全く知りませんでした。かくまっているつもりは全くありませんでした」と容疑を否認しているということです。
一連のSNS型投資詐欺事件の被害総額は10億円に上るとみられ、警察は同じく公開手配していて、複数の詐欺グループを束ねる池宮悠仁容疑者(29)ら4人の行方を引き続き追っています。